子宮内膜症の薬物療法(ホルモン療法)

子宮内膜症の薬物療法(ホルモン療法)について紹介。

子宮筋腫・子宮内膜症

子宮内膜症の薬物療法

ホルモン療法

ホルモン療法子宮内膜症は月経のたびごとに進行しますが、閉経して月経がなくなれば病巣は萎縮して小さくなります。妊娠、出産、授乳で月経がない時期も、内膜症の症状や進行は抑えられます。こうしたことを利用してホルモンバランスをコントロールし、内膜組織の増殖を人工的に抑える治療法がホルモン療法です。
偽閉経療法として、GnRHアゴニストというホルモン剤(注射・点鼻薬)を用いることがあります。下垂体に働きかけて、性腺刺激ホルモンの分泌を抑えることで、エストロゲンを低下させて子宮内隈の増殖を抑えるわけです。その作用は強く、効きがいいということは、副作用もそれだけ強いということです。この薬を使用すると閉経状態になるため、抑うつ、のぼせ、イライラなどのような更年期障害と同じような症状が出てしまうことがあり、注意が必要です。骨塩量の減少も見られ、長期の連続使用はしないことが原則です。

中用量ピルや低用量ピル

中用量ピルホルモン療法の中用量ピルや低用量ピルには、黄体ホルモンが多く含まれており、子宮内膜症治療には役立つことがわかり、保険が適応されるようになりました。毎月、月経を起こす方法と、偽妊娠療法といって数カ月は飲み続け、月経を起こさない方法があります。
副作用として血栓があり、血栓症の静脈炎のある人や血圧の高い人、35歳以上の喫煙している人などは使えません。

ジェノゲスト療法

新しいホルモン療法はジェノゲスト療法があります。黄体ホルモンにはエストロゲンの作用を抑える働きがあり、子宮内膜症細胞の増殖を抑えます。偽閉経療法に匹敵するほど効果があるといわれ、しかも、エストロゲンを低下させないので、更年期障害や骨租しょう症などの副作用がありません。月経は止まりますが、不正出血が見られます。
ダナゾールという薬(飲み薬)は、合成ステロイド剤で、直接、子宮内膜症細胞に働きかけて萎縮させます。4カ月の使用で7割以上の人に症状の改善が見られます。その副作用としては、体重増加、肝機能障害、血栓症などが起こることがあるので、注意が必要です。

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