月経前症候群の症状(月経周期グラフ)

月経前症候群の症状(月経周期グラフ)について紹介。

子宮筋腫・子宮内膜症

月経の異常について

あなたの月経は正常ですか?

女性の体には、一定の周期で、排卵、月経という繰り返しの現象が起こります。これは、卵巣から出されるホルモンの変化によって起きる現象です。子宮は、膀胱と直腸の間にあって、鶏卵ぐらいの大きさがあります。その内腔は子宮内隈でおおわれ、上の部分には左右に卵管があり、下にある子宮口は腔へとつながっています。卵管の先は卵管采といってラッパ状になっていて、排卵した卵をつかむ役割を担っています。
卵巣は子宮の両側にあり、親指の先ほどの大きさですが、人間は生まれたときから100万~200万個の原始卵胞(卵子のもと)を持っています。初潮から閉経まで、毎月(それぞれの人の周期で)、左右交互に卵巣から成熟した卵子がひとつ飛び出します。これが排卵です。飛び出した卵子は、卵管に吸い込まれて途中で精子に出合い受精します。その受精した卵子が子宮の内膜に着床すれば妊娠します。妊娠しなかったときは、子宮内膜が出血をともなってはがれ落ち、腔から体外に出されます。これが月経です。

月経周期・卵巣内の図解

異変を見つけるポイント

月経開始前の体調の変化月経時の出血量は50~150gと、個人差があります。多いときで2時間に1回、生理用品を取り替えるぐらいの量までなら正常だといえ、1時間もたたないでナプキンを取り替えなくてはいけないぐらい出血があれば、子宮内膜症、子宮筋腫にかかわらず、なんらかの病気の可能性があります。まずは、自分の月経の量は正常なのかを確認してみましょう。
次に、月経痛が徐々にひどくなった、月経期間が長くなった、月経時に吐き気やめまいを感じる、出血量が異常に多くなったなどの症状がないかどうかも、異変を見つけるポイントです。そして、月経時以外にも下腹部痛や腰痛があるなど、月経にまつわる不安があったら、子宮や卵巣の病気を疑ってみてください。
月経開始前にちょっとした体調の変化が起こることは女性なら誰でも経験したことがあると思いますが、特にひどい乳房痛や下腹部痛、いらいら、憂鬱などを感じる場合、「月経前症候群」の場合もあります。とにかく、心配なことや痛みなどがあったら、婦人科を受診してみるといいと思います。

月経前症候群の症状

月経前になると、「イライラする」「憂鬱などを感じる」「体調が悪くなる」というような症状は、 女性の約80%の方が経験していると言われています。 こういった、排卵から月経開始までの時期に現れる身体的・精神的不快な症状を総じて、月経前症候群(PMS)といいます。 以下が月経前症候群の主な症状です。

月経前症候群の身体的症状

●下腹部膨満感●下腹痛●頭痛●乳房痛、乳房が張る●腰痛●関節痛●むくみ、体重増加、脚が重い●にきび●めまい●食欲亢進●便秘あるいは下痢●悪心、動悸●過剰な睡眠欲●不眠

月経前症候群の精神的症状

●怒りやすい、反感、闘争的●憂鬱●緊張●判断力低下、不決断●無気力●孤独感●疲れやすい●不眠●パニック●妄想症●集中力低下、気力が続かない●涙もろい●悪夢を見る

月経の周期について

月経周期グラフ排卵や月経の周期は、脳にある間脳・下垂体によってコントロールされています。間脳から刺激されて下垂体から卵胞刺激ホルモンが出ると、卵巣は卵胞を発育させて卵胞ホルモンである「エストロゲン」を分泌します。卵胞は十分に成熟すると脳の下垂体にその情報を届けます。すると、黄体化ホルモンが分泌され、排卵が起こります。排卵が起こると、排卵したあとのくぼみに黄体がつくられ、黄体ホルモンであるプロゲステロンが分泌されます。このように、脳からの指令を受けた卵巣が、エストロゲンとプロゲステロンという2種類の女性ホルモンを分泌し、その影響によって子宮内膜が厚くなり、そして、厚くなった内膜はスポンジのようにやわらかくなります。そのやわらかくなった内膜が、一定の周期で月経として外に出されます。月経周期は、乳房の張り、おりものの変化、自律神経や気分の変化(月経前症候群)等にも影響します。基礎体温を測ってみると、その周期がよくわかるでしょう。排卵すると高温になり、月経がくると低温に変化します。

子宮の異常に気づくために

子宮の異常に気づくためには、普段の月経の様子を自分で理解しておくことが重要です。月経時の出血が多くなった、とか、痛みなどの症状がどの程度、どのぐらいの頻度であるのか、という体の状態を自分で把握しておくことが、子宮の異常に気づく早道になります。顔色やむくみ、腹部の硬さなど、日ごろから自分の体に興味を持って、観察しておくことが病気を早期に発見するコツといえるでしょう。

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