子宮筋腫・子宮内膜症

子宮筋腫の治療

子宮筋腫の治療について

子宮筋腫のつらい症状は、月経痛、過多月経などですが、強い貧血やほかの臓器への圧迫症状など、健康を損なう状態があるかどうか、妊娠を希望しているかどうかなどで、治療法の選択の仕方が変わってきます。また、子宮を残したいか、日常生活や健康への障害の程度などが大きくかかわってきます。

経過を見る

診断がついた上で、症状がなければ経過観察

対症療法

●漢方薬による症状の緩和→薬物療法
●鎮痛剤による疼痛の緩和→薬物療法
●鉄剤投与による貧血の改善→薬物療法
●鍼灸やアロマテラピーや気功など

偽閉経療法・GnRHアゴ二ストダナゾール

●閉経間近な人が逃げ込み療法として利用する
●月経痛、過多月経に対する一時的対処法として利用する
●筋腫の縮小を目的とし、手術前に利用する
※術前の投与は、貧血の改善や癒着がある人などには有効。副作用を考えると、対象者は限られる

ピル

過多月経や月経痛の緩和に効果がある。筋腫の治療にはならないので、経過を見ながら使用する。対症療法の一種。

手柄療法

子宮や卵巣を残す保存的手術と全摘する根治手術がある。腹式と腔式、腹腔鏡などでの手術がある

保存的手術

●筋腫核出手術
●腔式子宮筋腫捻除術
●子宮鏡下手術(レゼクトスコープによる粘膜下筋腫の切除)

保存的手術(保険外)

子宮動脈塞栓術・集束超音波手術・マイクロ波子宮内膜焼灼術

根治手術

子宮全摘術

子宮筋腫の種類と大きさで決まる

子宮筋腫の種類

子宮筋腫は良性の腫瘍(悪性は子宮がん等)なので、大きな筋腫ではなく、月経困難症や庄迫症状がなければ、経過観察をすることがあります。また、閉経が近いと考えられる年齢で、筋腫が大きくなる傾向が見られないときも、特に積極的な治療をしないで経過を見ていくこともあります。
一般的に、漿膜下筋隆、筋層内筋腫は、直径が数センチの小さいものは経過観察です。粘膜下筋腫では、直径2センチ以下でも月経痛や過多月経が強いことがあるため、場合によって手術の可能性があります。また、子宮筋腫は、いくつもの筋腫ができる「多発性」のことが多く、一度の手術で複数の筋腫を摘出することになります。

手術を選択する時のポイント

手術は女性には大変なリスク子宮筋腫の手術療法にもいろいろな種類があります。一概に子宮がなくなってしまうとは限りません。子宮筋腫の手術には、子宮を全部取る根治手術と、筋腫だけを摘出し、子宮を残す筋腫核出術があります。手術の方法は、開腹して行なうやり方と、腹部を小さく切って腹腔鏡という内視鏡の一種を入れて行なう方法、子宮鏡という内視鏡の一種を用いて陸側から行なうやり方、の3種類があります。
手術を選択するときのポイントは、子宮を残す筋腫核出術を選ぶか、子宮を取って筋腫を完全に治す根治手術を選ぶかの2つです。それと、大きく切るか、小さく済ませるかが、手術を選択するときに考える大事な点だといえます。
子宮筋腫と診断されて、手術を選択するときの決め手となるのは、妊娠を希望しているかどうかです。筋腫の位置が妊娠を妨げていると考えられる場合は、筋腫核出術を行ないます。その手術を受けると、妊娠の可能性は高まるでしょう。その場合、お腹の傷が小さく、手術後に癒着が起こりにくい腹腔鏡下手術が多いと思います。この手術は、医師の経験や技量に左右される治療法なので、病院で相談してから受けるといいでしょう。妊娠を希望しない人が手術を受ける場合は、子宮全摘の手術を受けることが多くなります。

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